平成13年6月17日(日) 神辺公民館にて

 「子どもが、ある人と出会って、その時は親も子もとても辛い思いをし、母親も子どもの今まで見た事もない一面をみて戸惑い、どうしたらいいかわからない状態だったけど、だからこそ、親としての勉強をしなければという思いになり、ミニトマトに来るようになったし、菅原先生や、皆とも知り合いになれたし、今までの親としての自分を反省できるようになったんよ。子どもも以前に比べたらとても強くなったと思う。自分が嫌な事は、「いや」と言えるようになったんよ。子どもにとって、これからの人生の中で都合の良い人ばかりに合えるとは限らないでしょ。その時、自分の気持ちをちゃんと、伝えられるような人になれるよう育てていかないといけないと今思っています」とあるお母さんが話しをされていました。

 まさに、「子どもによって親は育つ」そのものだと思いました。これはそのお母さんだけではありません。ここに来ている人みんな、いえ、親なら皆さんそんな経験をした人ばかりだと思います。「子育ては自分育て」と親業は言っていますが、本当ですね。

 子育てをする上で、一番大事なのは、子どもの事を一番に考える事です。親の見栄や世間体を気にするのではなく、親が子どもの味方になってあげる事です。「どんな事があっても、あなたは、私の子どもよ。ここの家族の一員よ。いつでも帰って来ていいのよ」と、こう思って、子どもに接すると、自然に笑顔が出てきます。(笑顔の効用)を見て下さい)
 笑顔のお母さんには、子どもが思っている事を、素直に話してくれるようになります。だから、子どもは、自分が嫌な事は「いや」といえるのです。子どもに「いや」といわれているおかあさんは、とても素敵な事なのです。

 子どもを良くしようではなく、まず自分を変えようから初めてみてはいかがでしょうか。
親が変われば、何もしなくても子どもは変わりますよ。