私は、小学4年の長男、4歳になる次男、1歳9ヶ月の三男の子どもを持つ母親です。 次男を保育園に迎えに行った日の事です。いつものように、お友達と仲良く遊んでいる次男に「もう遅いから帰ろうね」と声をかけたところ、遊んでいたお友達(徹君)が、「武(次男)君の家で遊びたい」と、大声で泣き出したのです。徹君はすでに、お友達と自分の家で遊ぶ約束をしていたので、お母さんは約束を破るわけに行かないから、「今日は駄目」と徹君に話されていましたが、徹君はなかなか納得しません。 私は、徹君の目が見えるようにかがみ、泣いている徹君の手を握りながら、 私:徹君、うちの武と遊びたいのね。 徹:うん。 私:徹君は、武と遊びたいの、それとも武の家で遊びたいの 徹:武君と遊びたい。 私:そう、武と遊びたいんだ。うちの家じゃなくてもいいのね。 徹:うん。 私は、武に向かって、 私:徹君は、武と遊びたいって言ってるけど、徹君の家で徹君と遊ぶ? 武:いいよ。 徹君は武の言葉を聞いてすっかり泣きやみ、買い換えたばかりの我が家の車に乗って、徹君の家まで、送っていきました。行く道中、二人は、楽しそうに、後ろで遊んでいました。 そして、その日は我が家に帰って、武が「とても楽しかったよ」と徹君の家での出来事を、私に教えてくれました。 あの時、私が徹君の手を握って、穏やかな気持ちで、徹君と話せたことに、自分自身ビックリしています。そして、親業では、まず先に、子どもの気持ちを分かってあげると言う事を教わりました。、能動的な聴き方で、徹君の気持ちを反復して、言った言葉で、あんなに泣きじゃくっていた徹君が少し落ち着きを取り戻し、自分の気持ちを素直に私に話してくれたのだと思います。 自分の子どもではないから、冷静に対処できたのかもしれませんが、これから、我が子がいろんな姿を私に見せてくれるでしょう。その時、あせらず、能動的な聴き方、私メッセージ等、勉強した事が少しでも出来るようになれば良いなと思っています。 |