機会があって、津留晃一先生の「意識の焦点」というテープを聞かせていただきました。
私は、このテープを聴いているうちに自分の今までの人生を振り返ることが出来ました。
人間はみんな自分の世界で生活しています。自分の考えで物を見、自分の考えで行動する。そして、自分の考えで他人を評価するのです。私は親切もそうだと思います。自分は他人に親切にしていると思っている。しかし、その人は本当にあなたのした親切を、ありがたく思っているだろうか。それはその人じゃないとわかりませんよね。すべて、自分中心に動いているのです。

 私はこのテープを聴きながら、自分は子どもにいままでどう接してきたのだろうか。と反省ばかりでした。

 この子たちが、生まれたとき、正義感が強く、素直で明るい、いい子に育てないといけない。ほんの少しだけれど、いい大学にやって、給料のいい職業に就職させてやりたい。と、生まれたばかりの我が子の寝顔を見ながら、母親として、ちゃんと躾ないといけないと思ったことを今でも覚えています。親だから当たり前のことだと思って。

 でも、子どもたちは、生れ落ちたそのときからちゃんと自分の世界を持っている人間なんですよね。
それを、親は考えないようにしているのです。そうしないと自分の想いどうりの子どもにならないから。子どもを自分の世界に強引に引きずりこんでいるんです。そして、親は子どもの世界にずかずかと勝手に入り込んでいるんです。当たり前のような顔をして。

一度津留先生のホームページを開いてみてください。自分の人生感が変わりますよ。