反抗的な子どもとの付き合い方
子どもの心には、もともと乱暴性とか、粗暴性とかはありません。
親が、ある働きかけをすれば、子どもは反抗し、べつの働きかけをすれば子どもは反抗しません。
子どもが大人に反抗するのは、以下2つの場合です。
 @大人が子どものしたいことを邪魔している場合
 A子どもがしたくないことを大人がさせようとしている場合
親は子どもを所有物のように思っています。親は理想的な子どもに育てようと必死で努力しているのです。でも子どもは、親の思うような子どもになってやるもんかと必死で反抗しているのです。
 また、親自身がいろんな感情を子どもにぶつけています。たとえば、自分の気に入らないことを子どもがした場合、親は、子どもに怒りの感情を出しているのです。子どもは、それに対抗するために、反抗という方法を取らざるをえないのです。
私と子どもとの関係をかえるためには、自分自身が変わらなければいけないのです。
 @子どもの都合を考えずに、自分の意見を押し付けていないだろうか。
 A子どもに了解をとっているだろうか。
 B怒る前に説明しているだろうか。
親の立場でできる援助
責任の所在をはっきり区別する。
親はかわりにトイレに行ったり、かわりに食事をしたりはできません。
親の方から、「〜しようか」「〜してあげる」ではなく、子どもから、「お母さん、〜して」と頼んできたら聴いてあげる。それが、親の限界を超えるようなら、やさしく、きっぱり断ることです。そして、もし子どもが失敗してもその責任を自分で取ってもらう。
その時、子どもを責めず失敗した時、どんな気がしたか子どもの気持ちを聴いてあげる。そうすれば、子ども自身がよい解決法をみつけるようになります。