5月23日(火) 神辺公民館にて、

  「子どもの人生は、子どもの人生。親が奪ってはいけない。」
私はこの言葉に心を引かれました。ときとして親は自分の思っているような子どもに育てたいと、子どもを自分の分身、所有物のように扱ってしまいます。
そして、大人の「見栄」が、子どもの本当の気持ちをわかってあげることが出来なくなっています。まず、子どもに言っている言葉を、自分に向けてみてはどうでしょうか。子どもにとても無理なことを言っているような気がしませんか。
 

5月23日(火)神辺公民館にて
 
 
親子喧嘩とは、主導権争いをしていることと同じ事です。その時は、親子喧嘩の原因なんて、どうでもいいのです。
どちらが上で、どちらが下か、どちらがボスで、どちらが家来か、どちらが正しくて、どちらが間違っているか、どちらが勝ちで、どちらが負けか、決めようとしていることなのです。自分が感情的になっている時、冷静さを取り戻すため、ちょっとその場を離れ、お茶を飲んで、深呼吸を2、3回すると「結局何に、腹を立てていたのだろう」と思えるようになります。どうやってあいつをやっつけようかと、思わなくなります。
 子どもの究極の目的は、集団の中で自分の居場所を見つけ出すこと、。私は家族の一員だと感じること。みんなは私のことをのけ者にしていないと感じること。仲間だと感じること。この家にいてもいいのだとか、愛されていると子ども自身が感じるために、いろんな行動をするのです。
 今、子どもがどんなことを感じているか、子ども自身が気付くように、「○○ちゃんは、今腹が立っているんだね」とか「○○ちゃんは、今疲れているんだね」
というように、親の感情や思いを言うのではなく、親が子どもになった気持ちで話しをすることが大事なのです。すると、子どもは「お母さんは、私の気持ちをわかってくれている」と親に対して信頼関係を築くことが出来るのです。